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環境バイオ業界

環境保全について、人々の関心が急激に高まりだした。 これまで近代化と称して行ってきた、生活環境の改造に対して、疑問がわき起こっている。産業に効率化・能率化が図られると、機械の導入などによってエネルギーの消費が増えるように、産業の発展・生活水準の向上・環境負荷の増加は切っても切り離せない関係にある。 また、大量消費の使い捨てを反省して、リサイクル法や消費者保護法、省エネ法などが整えられている。 エネルギー業界、電気・自動車・化学業界などの企業も環境保全を考えた取り組みを行っている。 一方、近代技術の粋とも言える「バイオテクノロジー」への関心も高い。 最先端の物では微細藻類を使ったバイオ燃料を、大学や民間企業、国の研究機関が開発に取り組んでいる。現在の私たちはエネルギー源の多くを石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料に頼っているが、原油を作る際に温室効果ガスや、硫黄酸化物、窒素酸化物などの有害物質を排出し地球温暖化や大気汚染の原因になっている。一方、バイオ燃料に関しては有害物質を排出する事もなく、種類によっては燃料を作る際に光合成を行いCO2削減にも役立てる様な物もある。今後は化石燃料からバイオ燃料の時代へ向かいそうである。